英甫永雄 えいほ-えいゆう
1547-1602 織豊時代の僧。
天文(てんぶん)16年生まれ。細川幽斎の甥(おい)。臨済(りんざい)宗。文渓永忠の法をつぐ。天正(てんしょう)14年から没年まで建仁寺(けんにんじ)住持。同寺でまなんでいた林羅山(らざん)に影響をあたえる。連句や和歌にすぐれ,とくに狂歌の祖とされる。慶長7年9月16日死去。56歳。若狭(わかさ)(福井県)出身。通称は雄長老。別号に武牢,小渓。狂歌集に「雄長老百首」,詩文集に「倒痾(とうあ)集」など。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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