范ほう(読み)はんほう(その他表記)Fan Beng

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「范ほう」の意味・わかりやすい解説

范ほう
はんほう
Fan Beng

[生]咸淳8(1272)
[没]至順1(1330)
中国,元の詩人。清江 (湖北省恩施) の人。字,亨父 (きょうほ) ,徳機。号,錦江。貧しかったため易者などをしていた。 36歳のとき北京に出て,その詩文の才で名をあげて虞集らと交際し,推薦されて翰林院編修官となり,さらに諸官を歴任。その後病を得て故郷に帰り没した。詩風は質朴清明で,また世を諷する作もあり,虞集,楊載,掲けい斯 (けいけいし) と並んで当時の四大家に数えられた。主著『范徳機詩集』 (7巻) 。ほかに詩の理論書『木天禁語』があるが偽託とする説もある。

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