錦江(読み)きんこう

百科事典マイペディアの解説

錦江【きんこう】

韓国中西部の川。全羅北道の蘆嶺山脈と小白山脈の接する山岳地帯に発源,北流して全羅北道と忠清北道の道境に錦江盆地をつくったのち南西流し,肥沃な湖南平野を形成して,群山の北で黄海に注ぐ。途中,公州扶余などの古都を通過するあたりは白馬江とよぶ。全長401km。古名は白村江(はくそんこう)といい,白村江の戦で知られる。
→関連項目群山全羅北道忠清南道忠清北道朝鮮

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

きんこう【錦江 Kǔm‐gang】

韓国,中西部の川。古くは白村江とよんだ。小白山脈の俗離山,白雲山などから発し,大田盆地,全北平野などの流域平野を発達させながら,群山港において黄海に注ぐ。長さ401km,流域面積9866km2。上流では峡谷を曲流し,陽山八景などの景勝地を形成している。流れが緩慢な下流は船の可航距離が130kmにも及び,芙江,江景などの河港都市を発達させた。また,古代には白村江の戦で知られ,公州や扶余などの古都が沿岸を彩っている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

きんこう【錦江】

クムガン

クムガン【錦江】

韓国の中西部を流れる河川。小白ソベク山脈に源を発し、ほぼ西流して黄海に注ぐ。長さ402キロメートル。きんこう。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

錦江
きんこう / クムガン

韓国(大韓民国)の黄海(朝鮮半島では西海とよぶ)に注ぐ朝鮮半島第六の河川。全長401キロメートル、流域面積9886平方キロメートル。全羅北道(ぜんらほくどう/チョルラブクト)長水郡の小白(しょうはく/ソベク)山脈の六十嶺(ろくじゅうれい)西麓(せいろく)から発源して北流し、山間峡谷を蛇行して沃川(よくせん)、公州(こうしゅう)、扶余(ふよ)を迂回(うかい)し、南西へ流路を変え、群山(ぐんさん/クンサン)の北で黄海に注いでいる。流域には大田盆地、清州盆地、論山平野などがある。河口から130キロメートル上流の芙江(ふこう)まで航行が可能である。流域の公州と扶余は百済(くだら)の古都で遺跡が多い。[森 聖雨]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

きん‐こう ‥カウ【錦江】

[一] 朝鮮半島南部の川。小白山脈に源を発し、忠清南道南部を流れ、道境で黄海に注ぐ。中流域にある公州や扶余は百済の古都。
[二] 中国、江西省北東部、余江県の東北を流れる信江下流のこと。鄱陽湖に注ぐ。
[三] 中国、江西省北西部を流れ、高安を経て贛江下流に注ぐ川。水源は萍郷市の東北。水。
[四] 中国、四川省成都を流れる川。郫県の西で岷江から分かれ、東流して郫江に合流する。蜀の錦をさらすところから名づけられた。錦水。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

肉肉しい

肉料理に対する形容の一つ。しっかりした食感や肉汁が溢れるなど、強く「肉っぽさ」を感じさせる料理を表すのに用いられる。2010年代後半に、塊肉や熟成肉、肉バルなど様々な肉料理の流行に伴い、テレビや雑誌な...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

錦江の関連情報