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虞集

美術人名辞典の解説

虞集

元代の書家。蜀郡生。字は伯生。全ての書体を能くする。至正8年歿、77才。

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世界大百科事典 第2版の解説

ぐしゅう【虞集 Yú Jí】

1272‐1348
中国,元の学者。字は伯生,道園と号し,江西臨川の人。呉澄に学び,都に出て国子助教となった。中国文化の心酔者であった文宗に寵遇され,翰林院と奎章閣の諸官を歴任し,柯九思と共に彼の芸術品収集鑑定の顧問となった。博学能文で,学術文芸のすべての面における多彩な業績は,元代を代表するものといえよう。詩は唐詩の格調を主とし,楊載,范梈(はんほう),掲傒斯と共に,元の四大家と称される。著に《道園学古録》がある。【福本 雅一】

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

虞集
ぐしゅう
Yu Ji

[生]至元9(1272)
[没]至正8(1348)
中国,元の文学者。崇仁 (江西省) の人。字,伯生。号,道園,邵庵 (しょうあん) 。諡は文靖。大徳1 (1297) 年大都 (北京) に出て仕官,大都路儒学教授から太常博士となり,天暦1 (1328) 年文宗が即位して学問所として奎章閣 (けいしょうかく) を創設すると,その侍書学士となって信任され,『経世大典』『祖宗実録』などの編纂を主宰した。詩人としては,楊載范ほう (はんほう) ,掲けい斯 (けいけいし) とともに「虞楊范掲」とも「元詩四大家」とも呼ばれるが,なかでも唐詩の骨格を最もよく学んでいるとされ,文章も元代の第一人者といわれる。日本でも室町時代,五山の詩僧によく読まれた。詩文集『道園学古録』。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

虞集
ぐしゅう
(1272―1348)

中国、元代の儒臣、文学者。字(あざな)は伯生、号は道園また邵庵(しょうあん)、諡(おくりな)は文靖(ぶんせい)。南宋(なんそう)遺民の子として臨川(江西省)に生まれ、幼時より逆境のなかで学問に励む。開朝以来のモンゴル至上主義は、元代なかば以降ようやく緩和し、伝統的漢文化尊重の気運が上昇するが、そのなかで指導的役割を果たした。大都(北京(ペキン))の宮廷に儒臣として仕え、とくに文宗創設になる学問所奎章閣(けいしょうかく)にあっては『経世大典』880巻編集を主宰した。元末の文壇の重鎮であり、格調の高い詩文は第一と称され、『道園学古録』50巻にうかがわれる。[小栗英一]

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