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范縝 はんしんFàn Zhěn

世界大百科事典 第2版の解説

はんしん【范縝 Fàn Zhěn】

中国の南朝時代,5~6世紀に生きた思想家生没年不詳。南郷舞陰(河南省)の人。字は子真。仏教が説く因果の有無をめぐって南斉の竟陵王蕭子良(しようしりよう)と議論した際,《神滅論》を発表。肉体の消滅とともに霊魂も消滅すると説き,因果をになう主体となるべき死後の霊魂の存在を否定した。その後,崇仏皇帝の梁の武帝は僧侶や士大夫を動員して《神滅論》の総攻撃を行わせたが,現代中国においては唯物主義的無神論思想としてきわめて評価が高い。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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