デジタル大辞泉
「茶式」の意味・読み・例文・類語
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ちゃ‐しき【茶式】
〘名〙 茶のたて方や作法など、茶の湯の方式。茶法。
僧家が中国から伝えたものを室町中期に、
足利義政が、
同朋衆の
能阿彌などを召して定めたのに始まり、のち利休によって大成された。
※俗説贅弁(1716)二「茶式のはじめは筑前国
崇福寺の開山南浦紹明、
正元の頃入宋し、
径山寺虚堂に嗣法し、文永四年に帰朝す。其頃台子一かざり径山寺より将来し、崇福寺の
什物とす。是少茶式のはし有にや、後、其台子を紫野大徳寺へ贈り、又、
天龍寺の開山夢窓へわたり、夢窓此台子にてちゃのゆをはしめ茶式を
定むといふ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報