草倉銅山跡(読み)くさくらどうざんあと

日本歴史地名大系 「草倉銅山跡」の解説

草倉銅山跡
くさくらどうざんあと

[現在地名]鹿瀬町鹿瀬

鹿瀬の角神つのがみの北にある。「新編会津風土記」によれば、北東にある黒崎くろさき山などとともに元文四年(一七三九)から採掘を始め、その後も絶えることがなく、寛政二年(一七九〇)からは役人を置いて管理にあたらせたが、文化年間(一八〇四―一八)の採鉱量は目立って減少していたという。明治二年(一八六九)伊達だて半田はんだ(現福島県伊達郡桑折町)の銀山役人安藤昭政がまとめた諸加禰山見聞調(福島県史)によれば、年間産出量二万貫、上質銅で当国第一の山という評価であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android