荒河村(読み)あらがむら

日本歴史地名大系 「荒河村」の解説

荒河村
あらがむら

[現在地名]福知山市字荒河

福知山城下の西北に位置し、和久わく川が由良川に合流する付近と、その北方おき山の山麓に沿って集落がある。置山から南部を上荒河かみあらが、北部を下荒河という。「但州湯島道中独案内」は、南隣の和久市わくのいち村の次に「荒河川橋渡」とし、荒河村の項に「宿なし、上下二村有、ふくちより二十五丁」と記し、村内で但馬街道から宮津街道が分岐していた。

由良川の洪水には、村の低地は被害を受けることが多かった。荒河の地名もそれによるか。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む