荒谷宿(読み)あらやしゆく

日本歴史地名大系 「荒谷宿」の解説

荒谷宿
あらやしゆく

[現在地名]古川市荒谷

古くから仙台から北方への通路として重要な地点で、江戸時代には奥州街道の宿場として、七北田ななきた(現泉市)富谷とみや(現黒川郡富谷町)吉岡よしおか(現同郡大和町)三本木さんぼんぎ(現志田郡三本木町)、古川・荒谷、高清水たかしみず(現栗原郡高清水町)築館つきだて(現同郡築館町)と続く位置にあった。古川から築館にかけては松並木があった。古川宿から荒谷宿の間を流れる江合えあい川の渡しは、承応年間(一六五二―五五)には舟渡しであったが、寛文六年(一六六六)江合橋が架けられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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