莇生田村(読み)あぞだむら

日本歴史地名大系 「莇生田村」の解説

莇生田村
あぞだむら

[現在地名]福井市上莇生田かみあぞだ町・下莇生田しもあぞだ

足羽川と文殊もんじゆ山系との間の平野にあり、下六条しもろくじよう村の南、天王てんのう村の西に位置する。村名は慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図にみえ、高一九二七・五六七石。正保郷帳以降、上・下の二村に分れ、同帳によれば上莇生田村は田方八〇五石余・畠方五一石余、下莇生田村は田方一千四二石余・畠方二八石余。上莇生田村の枝村に西にし村・上下出かみしもでがある。


莇生田村
あぞだむら

[現在地名]鯖江市莇生田町

高雄たかお山の西麓にあり、小坂こさか村の東に接する。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図では川田かわだ庄に含まれる。正保郷帳に村名がみえ、田方二七八石余・畠方九六石余。初め福井藩領、貞享三年(一六八六)幕府領、元禄五年(一六九二)土岐頼殷領、正徳二年(一七一二)幕府領、享保五年(一七二〇)鯖江藩領となる。同六年の庄境組三三ケ村明細帳(市橋家蔵)によれば、上田三町三反・中田五町一反・下田四町一反余、上畑一町七反余・中畑一畝余・下畑五町六反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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