菅原安男(読み)スガワラ ヤスオ

20世紀日本人名事典 「菅原安男」の解説

菅原 安男
スガワラ ヤスオ

昭和・平成期の彫刻家 東京芸術大学名誉教授。



生年
明治38(1905)年6月5日

没年
平成13(2001)年4月13日

出生地
奈良県奈良市

学歴〔年〕
東京美術学校美術学部彫刻科〔昭和3年〕卒

主な受賞名〔年〕
紺綬褒章〔昭和48年〕,勲四等旭日小綬章〔昭和57年〕

経歴
昭和19年東京美術学校(現・東京芸術大学)助教授。44年教授を経て、48年退官。のち名誉教授に。51年浅草寺龍神二軀、58年兵庫清水寺十一面観音を制作。他の代表作に高野山金剛峯寺金堂本尊金剛薩埵(さった)像がある。平櫛田中の影響を受け、伝統的な形態木彫に近代的な表現を取り入れた作風で知られた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「菅原安男」の解説

菅原安男 すがわら-やすお

1905-2001 昭和-平成時代の彫刻家。
明治38年6月5日生まれ。昭和2年日本美術院展に初入選,16年院友となり,21年院賞。29年新制作協会会員となった。19年から母校の東京美術学校(現東京芸大)でおしえ,44年教授。伝統的な仏教彫刻の制作がおおい。平成13年4月13日死去。95歳。奈良県出身。作品に高野山金剛峰寺の金剛薩埵像など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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