菅笠踊(読み)すげがさおどり

改訂新版 世界大百科事典 「菅笠踊」の意味・わかりやすい解説

菅笠踊 (すげがさおどり)

笠踊のうち花飾の付いた花笠踊りとは異なり,飾りのない菅笠を持って踊る民俗舞踊一種。越中五箇山で知られる富山県東砺波(ひがしとなみ)郡平村の,〈麦や菜種はヨイナ〉ではじまる《麦屋節》で踊るものが有名である。この踊りは,黒紋付,袴,白足袋の青年たちが,白襷をつけ,刀をさして,横一列に並び,三味線尺八,胡弓,四つ竹,締(しめ)太鼓はやしと歌で,菅の一文字笠を直線的にきびきびと動かして踊る。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 吉川

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む