菅蓋(読み)カンガイ

デジタル大辞泉 「菅蓋」の意味・読み・例文・類語

かん‐がい〔クワン‐〕【×菅蓋】

《「かんかい」とも》スゲで作って長柄ながえにつけ、背後からさしかける大きいかさ。大嘗祭だいじょうさいのとき、悠紀殿ゆきでん主基殿すきでん行幸する天皇頭上にさしかけるもの。すげがさ。

すげ‐がさ【×蓋】

かんがい(菅蓋)

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精選版 日本国語大辞典 「菅蓋」の意味・読み・例文・類語

かん‐かいクヮン‥【菅蓋】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かんがい」とも ) 菅(すげ)で作り、背後からさしかけるかさ。大嘗会の時、悠紀殿(ゆきでん)主基殿(すきでん)へ行幸される天皇にさしかけるもの。柄の先に鳳凰がとりつけてある。〔江家次第(1111頃)〕

すげ‐がさ【菅蓋】

  1. 〘 名詞 〙 菅で作った、背後からさしかけるかさ。大嘗会の時や悠紀殿(ゆきでん)、主基殿(すきでん)行幸の時、天皇の頭上にさしかける。かんかい。

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