デジタル大辞泉 「悠紀殿」の意味・読み・例文・類語 ゆき‐でん【▽悠紀殿】 大嘗祭だいじょうさいのとき、東方の祭場となる殿舎。→主基殿すきでん 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「悠紀殿」の意味・読み・例文・類語 ゆき‐でん【悠紀殿】 〘 名詞 〙 大嘗祭の悠紀の儀式を行なうために主基(すき)殿とともに特設される殿舎。柱は松の黒木、茅葺(かやぶき)で、千木(ちぎ)、鰹木(かつおぎ)をもち、畳表(たたみおもて)で囲って竹の縁を設ける。悠紀院。[初出の実例]「天皇御二悠紀殿一在二東幄一」(出典:貞観儀式(872)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の悠紀殿の言及 【悠紀・主基】より …〈ゆき〉は斎忌,由基,〈すき〉は次,須伎などとも記す。悠紀国,主基国の斎田の新穀が,それぞれ大嘗宮の東の悠紀殿,西の主基殿で神饌に供された。悠紀・主基の国郡は卜定によって選ぶのが原則で特定されていなかったが,平安中期以降は悠紀は近江国,主基は丹波国と備中国が交互に選ばれ,郡のみが卜定された。… ※「悠紀殿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by