悠紀殿(読み)ユキデン

大辞林 第三版の解説

ゆきでん【悠紀殿】

大嘗祭だいじようさいのとき、主基殿すきでんと並んで建てられる殿舎。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ゆき‐でん【悠紀殿】

〘名〙 大嘗祭悠紀の儀式を行なうために主基(すき)殿とともに特設される殿舎。柱は松の黒木、茅葺(かやぶき)で、千木(ちぎ)、鰹木(かつおぎ)をもち、畳表(たたみおもて)で囲って竹の縁を設ける。悠紀院。
※儀式(872)三「天皇御悠紀殿東幄

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世界大百科事典内の悠紀殿の言及

【悠紀・主基】より

…〈ゆき〉は斎忌,由基,〈すき〉は次,須伎などとも記す。悠紀国,主基国の斎田の新穀が,それぞれ大嘗宮の東の悠紀殿,西の主基殿で神饌に供された。悠紀・主基の国郡は卜定によって選ぶのが原則で特定されていなかったが,平安中期以降は悠紀は近江国,主基は丹波国と備中国が交互に選ばれ,郡のみが卜定された。…

※「悠紀殿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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