菊仲米秋(読み)キクナカ ベイシュウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「菊仲米秋」の解説

菊仲 米秋
キクナカ ベイシュウ


職業
地歌箏曲

本名
菊仲 米吉

旧名・旧姓
中村

生年月日
明治16年 10月15日

出身地
兵庫県 神戸

経歴
幼時失明、7歳の時神戸の中島検校の門に入り、生田流箏曲、野川流三弦を学んだ。明治25年京都盲唖院に入り古川滝斎門下に転じ、29年大阪の菊仲勾当に再転門した。一方胡弓菊塚与市に習い、名古屋の寺島花野から箏組歌の秘曲を習得した。33年独立、神戸で開業、菊月を名乗った。大正4年3代目菊仲を継ぎ米秋と改名。14年兵庫県立盲学校教諭、昭和6年日本当道音楽会本部長となった。作曲作品40曲余がある。27年門人と海に投身自殺。

没年月日
昭和27年 10月24日 (1952年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「菊仲米秋」の解説

菊仲 米秋
キクナカ ベイシュウ

明治〜昭和期の地唄箏曲家



生年
明治16(1883)年10月15日

没年
昭和27(1952)年10月24日

出身地
兵庫県神戸

本名
菊仲 米吉

旧姓(旧名)
中村

経歴
幼時失明、7歳の時神戸の中島検校の門に入り、生田流箏曲、野川流三弦を学んだ。明治25年京都盲啞院に入り古川滝斎の門下に転じ、29年大阪の菊仲勾当に再転門した。一方で胡弓を菊塚与市に習い、名古屋の寺島花野から箏組歌の秘曲を習得した。33年独立、神戸で開業、菊月を名乗った。大正4年3代目菊仲を継ぎ米秋と改名。14年兵庫県立盲学校教諭、昭和6年日本当道音楽会本部長となった。作曲作品40曲余がある。27年門人と海に投身自殺。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「菊仲米秋」の解説

菊仲米秋 きくなか-べいしゅう

1883-1952 明治-昭和時代の地歌・箏曲(そうきょく)家。
明治16年10月15日生まれ。幼少時に失明。2代中島絃教(げんきょう)に生田流箏曲を,2代菊仲繁寿一(しげじゅいち)に三味線組歌を,菊塚与市に胡弓(こきゅう)をまなぶ。大正4年3代菊仲をつぐ。昭和6年日本当道音楽会本部長。昭和27年10月24日死去。69歳。兵庫県出身。京都盲唖院卒。本名中村米吉

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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