菊倍判(読み)きくばいばん

精選版 日本国語大辞典 「菊倍判」の意味・読み・例文・類語

きく‐ばいばん【菊倍判】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 洋紙の旧規格寸法の名称菊判二倍の大きさ。横九三・九センチメートル、縦一二七センチメートル。A判の二倍よりやや大きい。菊二倍判。
  3. 書物の型の名称。菊判全紙を八つ折りにした大きさ。横二二センチメートル、縦三〇センチメートル。A4判よりもやや大きく、大型の地図帳特種グラフなどに用いられる。菊二倍判。
    1. [初出の実例]「菊倍判二十頁月刊 鐘紡」(出典:女工哀史(1925)〈細井和喜蔵〉一四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の菊倍判の言及

【板金プレス加工】より

…プレスを用いて板材を板面方向に変位させて成形する加工法。もっとも単純なのは曲げである。ダイスの穴の中にポンチで板を押し込んで容器をつくる方法を深絞り加工deep drawing,板材に面圧をかけて曲面状に成形する方法を張出し成形stretch‐expand formingという。板材から製品用の原料板(ブランク)を切り取るには剪断(せんだん)が用いられる。またカップ状にした後にそれにつばを付ける過程のフランジ成形flanging,カップを押し抜いて,より薄肉の深いカップに成形するしごき加工ironingなども板金プレス成形の一つである。…

※「菊倍判」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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