菊判(読み)キクバン

デジタル大辞泉の解説

きく‐ばん【菊判】

《初めて輸入されたとき、菊の花の商標がついていたところから》紙の原紙寸法の一。636ミリ×939ミリ。
書籍の判型の一。1を16折りにした大きさで、151ミリ×220ミリ。A5判よりやや大きい。→判型2
[補説]2の大きさは出版社により異なる。ここでは小学館での寸法を示した。

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百科事典マイペディアの解説

菊判【きくばん】

規格基準制定前に日本で使用されていた書籍の寸法基準で,636mm×939mmの全紙を16に折った大きさ。規格判のA5に近い大きさで,仕上がり152mm×218mm。
→関連項目原紙四六判

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図書館情報学用語辞典 第5版の解説

菊判

(1)紙の原紙寸法の一つで,636×939mmの大きさのもの.明治の初めに海外から輸入されてから,昭和の初期にA列,B列判という規格寸法が制定されるまで,四六判とともに日本の用紙寸法の基準となっていた.名称由来諸説あるが,一説にはこの用紙が初めて輸入されたときに付けられていた商標の花に似ていたためといわれている.(2)日本工業規格(JIS)外の判型.前記の用紙(菊判全紙)を16に裁断した大きさで,約152×218mm.関連して,菊判の長辺を二つ折りした大きさのもの(約109×151mm)を「菊半截判(きくはんせつばん)」といい,菊判のの大きさのもの(約218×303mm)を「菊倍判」という.

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世界大百科事典内の菊判の言及

【判型】より

…なお古書店では,半紙判の本を中本ということもある。 洋紙による洋装本の大きさには,四六判,菊判および規格判のA列本判,B列本判の系列がある。四六判は,明治初年に輸入されたイギリスの規格(クラウン)が基礎になったもので,日本工業規格(JIS)ができあがるまでは菊判とともに洋紙寸法の基準になっていた。…

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