デジタル大辞泉 「菊池図形」の意味・読み・例文・類語 きくち‐ずけい〔‐ヅケイ〕【菊池図形】 単結晶の電子線回折で現れる回折模様。黒と白が対をなす平行線として現れる菊池線、平行線の間が黒または白の帯状となる菊池帯(菊池バンド)とがある。昭和3年(1928)、物理学者の菊池正士が雲母の電子線解析により発見。菊池模様。菊池パターン。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
法則の辞典 「菊池図形」の解説 菊池図形【Kikuchi pattern】 電子線を結晶に当てたとき,非弾性散乱を受けた電子が同じ結晶によって回折されて生じる図形.1927年に雲母による透過電子線回折の実験の際に菊池正士によって発見された.黒白一対の菊池線*と呼ばれる直線と,その間に広がる菊池バンド*からなる. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報