朝日日本歴史人物事典 「菊池慎之助」の解説
菊池慎之助
生年:慶応2.2.15(1866.3.31)
明治大正期の陸軍軍人。常陸国(茨城県)士族戸田家に生まれ,菊池姓を継ぐ。明治13(1880)年教導団歩兵大隊に入隊。同22年陸軍士官学校卒。同30年陸軍大学校卒。日清戦争(1894~95)には近衛歩兵第3連隊大隊副官として出征。日露戦争前後の36年と39年に軍事研究のためドイツ,ロシアに駐在。日露戦争(1904~05)には第4軍副官,参謀として従軍。戦後,人事局長などを経て,大正10(1921)年には参謀本部次長,同11年朝鮮軍司令官となり,翌12年には大将に進む。同15年に教育総監となったが,在職中に死亡。
(小池聖一)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報