菜売(読み)なうり

精選版 日本国語大辞典 「菜売」の意味・読み・例文・類語

な‐うり【菜売】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 野菜類を売ること。また、その人。
    1. [初出の実例]「左持 なうり 春霞にくくたちぬる花のかけにうるや菜さうも心あらなん」(出典:三十二番職人歌合(1494頃)一六番)
    2. 菜売<b>①</b>〈三十二番職人歌合〉
  3. 志摩三重県)・紀伊和歌山県)あたりで船乗り相手の遊女をいった。
    1. [初出の実例]「一、紀伊国〈略〉一、同国浦神浦 此所に菜売と唱候女参り、致乗船身売を進め候女有之候」(出典:四井屋久兵衛廻船記録(1844))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android