菜虫(読み)ナムシ

デジタル大辞泉 「菜虫」の意味・読み・例文・類語

な‐むし【菜虫】

大根かぶ白菜などの葉を食い荒す虫。モンシロチョウ幼虫が最も普通に見られる。 秋》屈託もなく起きいでて―とる/虚子

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精選版 日本国語大辞典 「菜虫」の意味・読み・例文・類語

な‐むし【菜虫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ダイコンカブなどアブラナ科植物を食べる昆虫総称で、ふつうはモンシロチョウの幼虫をいう。青虫。《 季語・秋 》 〔羅葡日辞書(1595)〕
  3. 力の無い者をののしっていう語。へろへろ。
    1. [初出の実例]「いかによせてのなむし共、よつくがうはつきたりや」(出典:浄瑠璃・勇金平(1716)五)

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