華厳会(読み)ケゴンエ

精選版 日本国語大辞典 「華厳会」の意味・読み・例文・類語

けごん‐え‥ヱ【華厳会・花厳会】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。東大寺、十二大会の一つ。毎年三月一四日に行なわれる華厳経を読誦し講賛する法会。天平一六年(七四四)聖武天皇の勅により始められたといわれ、一説には天平一二年、良弁(ろうべん)が審祥を請じて華厳経を講じさせたのがその始まりとする。
    1. [初出の実例]「即千此寺に花厳経を講才しめて会をも行はせ給を花厳会となづく」(出典:観智院本三宝絵(984)下)

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世界大百科事典(旧版)内の華厳会の言及

【法会】より

…日本では598年(推古6)4月に聖徳太子が,諸王・豪族を集めて法華・勝鬘(しようまん)の2経の講義を行ったことが知られ,仏教の興隆流布とともに各種の法会が催された。経論の主旨を究明しようとした維摩(ゆいま)会,最勝会,唯識会,俱舎(くしや)会,華厳会,法華会をはじめ,国家の安泰を祈る仁王(にんのう)会,大般若会や,釈迦の入滅を追慕し報恩の意を表す涅槃(ねはん)会は,やがて一宗一寺の祖師信仰と結びついて,祖師の御影(みえ)像や堂を造って忌日に法事を行うにいたった。中世には祖先の追善冥福を祈る法会も一般化し,ときに斎(とき)(食事)の席を設けるなどして今日に至っている。…

※「華厳会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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