菱苦土石(読み)リョウクドセキ

デジタル大辞泉 「菱苦土石」の意味・読み・例文・類語

りょうくど‐せき【×菱苦土石】

炭酸マグネシウムからなる炭酸塩鉱物。多く結晶は菱面体三方晶系。無色・灰白色・黄色・褐色などでガラス光沢があり、ふつう塊状・粒状・繊維状などで産する。蛇紋岩橄欖かんらんをはじめとするマグネシウムに富む超塩基性岩塩基性岩中に見られる。耐火材料・マグネシウム塩の原料マグネサイト菱苦土鉱

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 吉井

最新 地学事典 「菱苦土石」の解説

りょうくどせき
菱苦土石

magnesite

化学組成MgCO3炭酸塩鉱物。菱苦土鉱もしくはマグネサイトとも。三方晶系,空間群, 格子定数a0.4579nm, c1.4845, 単位格子中6分子含む。菱形・柱状・板状・犬牙状結晶などあるがまれ,多くは微細粒状~繊維状結晶の塊。無~白~灰~黄~褐色,透明~半透明,ガラス光沢。劈開{}に完全。硬度4,比重3.00。薄片では無色,屈折率ω1.700, ε1.509, 一軸性負。Mgの位置は,Ca, Mn, Fe, Co, Ni, Zn, Cdと置換して同構造の方解石族を形成。菱鉄鉱菱ニッケル鉱とは完全な固溶体をつくる。熱した希塩酸には発泡して溶解。主にかんらん岩などマグネシウムに富んだ岩石の変成によって生成され,蛇紋石・滑石などに伴って広く産する。堆積岩・熱水鉱脈中に,まれに火成岩の初生鉱物としても産する。肉眼的にはドロマイトと区別しがたい。名称は化学組成による。かつてホシアイトと呼ばれたことがある。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

《モスクワに遠征したナポレオンが、冬の寒さと雪が原因で敗れたところから》冬の厳しい寒さをいう語。また、寒くて厳しい冬のこと。「冬将軍の訪れ」《季 冬》...

冬将軍の用語解説を読む