落想(読み)ラクソウ

デジタル大辞泉 「落想」の意味・読み・例文・類語

らく‐そう〔‐サウ〕【落想】

[名](スル)考えが心に浮かぶこと。また、その考え。思いつき。着想
「コルレジョオが不死の夜の傑作も、これよりや―しつるとおもわる」〈鴎外訳・即興詩人

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精選版 日本国語大辞典 「落想」の意味・読み・例文・類語

らく‐そう‥サウ【落想】

  1. 〘 名詞 〙 考えつくこと。また、おもいついた考え。おもいつき。着想。
    1. [初出の実例]「仏人は往往に天外の落想を下し、満面の勝を図りて」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二)
    2. [その他の文献]〔杜少陵集詳註‐巻一五・白帝城最高楼詩〕

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普及版 字通 「落想」の読み・字形・画数・意味

【落想】らくそう

着想する。

字通「落」の項目を見る

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