往往(読み)オウオウ

デジタル大辞泉 「往往」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「往往」の意味・読み・例文・類語

おう‐おうワウワウ【往往】

  1. 〘 副詞 〙 ( 「に」を伴って用いることがある )
  2. ときどき物事が起こるさま。かなりの頻度で物事を行なうさま。しばしば。おりおり。まま。
    1. [初出の実例]「前典厩但馬等往往語三井寺事」(出典:明月記‐治承四年(1180)五月二一日)
    2. 「客観的尺度が存在しないために往々にしてこうした技術が採用されてゆく」(出典:現代経済を考える(1973)〈伊東光晴〉V)
    3. [その他の文献]〔漢書‐張湯伝〕
  3. あちらこちらに物事があるさま。ところどころ。あちこち。
    1. [初出の実例]「門外及庿前、往々有三池」(出典本朝続文粋(1142‐55頃)一・参安楽寺詩〈大江匡房〉)
    2. 「翁は〈略〉住庵の壁、戸、往々に絵を張付られたり」(出典:俳諧・随門記(1695))
    3. [その他の文献]〔後漢書‐班固伝上〕

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普及版 字通 「往往」の読み・字形・画数・意味

【往往】おうおう(わうわう)

ときどき。つねづね。〔史記、五帝紀賛〕長老皆各にして・堯・するの處に至るに、風固(もと)より殊(こと)なり。

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