葉室麟(読み)ハムロリン

デジタル大辞泉 「葉室麟」の意味・読み・例文・類語

はむろ‐りん【葉室麟】

[1951~2017]小説家福岡の生まれ。本名、本畑雄士。地方紙記者などを経て作家活動に入る。元禄時代舞台にした「乾山晩愁けんざんばんしゅう」で歴史文学賞を受賞歴史小説中心に活躍し、「ひぐらしノ記」で直木賞受賞。他に「銀漢の」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「葉室麟」の解説

葉室麟 はむろ-りん

1951- 平成時代の小説家。
昭和26年1月25日生まれ。地方新聞の記者をへて,50歳をすぎて本格的に創作活動にはいる。平成17年尾形光琳乾山兄弟をえがいた「乾山晩愁」で歴史文学賞。19年「銀漢の賦」で松本清張賞。24年5度目の候補作で,10年後の切腹を命じられた武士をえがいた「蜩(ひぐらし)ノ記」で直木賞。作品はほかに「いのちなりけり」「秋月記」「花や散るらん」「恋しぐれ」「星火瞬く」など。福岡県出身。西南学院大卒。

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知恵蔵mini 「葉室麟」の解説

葉室麟

作家。1951年、福岡県生まれ。西南学院大学を卒業後、地方新聞の記者などを経て、50歳を過ぎてから本格的に創作活動を始める。2005年、第29回歴史文学賞を受賞した『乾山晩愁(けんざんばんしゅう)』でデビュー。07年に『銀漢の賦(ふ)』で第14回松本清張賞を受賞し、12年に第146回直木賞を受賞した『蜩(ひぐらし)ノ記』は映画化もされた。16年には『鬼神の如く 黒田叛臣(はんしん)伝』で第20回司馬遼太郎賞を受賞した。その後も多くの作品を発表していたが、17年12月23日、病気のため死去した。享年66。その他の主な著書に『いのちなりけり』『秋月記』などがある。

(2017-12-26)

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