葡萄蔓虫(読み)エビヅルムシ

デジタル大辞泉 「葡萄蔓虫」の意味・読み・例文・類語

えびづる‐むし【葡×蔓虫/蘡薁虫】

スカシバガ科の昆虫ブドウスカシバ幼虫。体長3センチくらいで白っぽく、頭部は赤茶色。ブドウエビヅルの茎の内部にもぐりこんでいる。小鳥や、ヤマメイワナ釣りのえさにする。かまえび。ぶどうむし。

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精選版 日本国語大辞典 「葡萄蔓虫」の意味・読み・例文・類語

えびづる‐むし【&JISF94F;&JISF8F7;虫】

  1. 〘 名詞 〙 スカシバ科のガ、ブドウスカシバの幼虫。体長三センチメートル内外。胴は薄いクリーム色で、頭は茶褐色。ブドウやエビヅルの茎に食い入って内部を食害する。小鳥の餌つけ、イワナ、ヤマメ、ウグイなどの釣り餌として用いられる。かまえびむし。ぶどうむし。
    1. [初出の実例]「蘡薁虫(エビヅルムシ)袋虫を与へ」(出典:続百鬼園随筆(1934)〈内田百目白)

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