デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「蒔岡妙子」の解説 蒔岡妙子 まきおか-たえこ 谷崎潤一郎の小説「細雪(ささめゆき)」の登場人物。大阪船場の旧家の4女で,愛称はこいさん。船場の貴金属商の息子と駆け落ちして新聞沙汰になったり,住吉川の氾濫の際,濁流をおよいでたすけてくれた写真屋に愛をささげたりするなど旧家意識から自由で自立心をもつが,男にひきずられる弱さをもつ。小説は昭和18年から「中央公論」に発表。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例