蒟蒻問答(読み)コンニャクモンドウ

デジタル大辞泉 「蒟蒻問答」の意味・読み・例文・類語

こんにゃく‐もんどう〔‐モンダフ〕【××蒻問答】

《にわか住職になったこんにゃく屋の主人旅僧禅問答をしかけられ、口もきけず耳も聞こえないふりをしていると、旅僧は無言ぎょうととりちがえ、敬服するという筋の落語題名から》とんちんかんな問答。また、見当はずれの応答

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精選版 日本国語大辞典 「蒟蒻問答」の意味・読み・例文・類語

こんにゃく‐もんどう‥モンダフ【蒟蒻問答】

  1. [ 1 ] 落語。二代目林屋正蔵作。にわか坊主になったこんにゃく屋の主人が旅僧に禅問答をしかけられ、口と耳が不自由なふりをしていると、無言の行ととりちがえられるおかしさを、見立て落ちとしぐさ落ちで結ぶ。
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 ( [ 一 ]から ) とんちんかんな問答、返事。蒟蒻屋問答。
    1. [初出の実例]「若し善意を以て蒟蒻問答的に解釈してやれば」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉九)

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デジタル大辞泉プラス 「蒟蒻問答」の解説

蒟蒻問答

古典落語演目ひとつ。三代目林家正蔵の作とされる。「餠屋問答」とも。

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