蒸気タービン機関車(読み)じょうきたーびんきかんしゃ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「蒸気タービン機関車」の意味・わかりやすい解説

蒸気タービン機関車
じょうきたーびんきかんしゃ

蒸気タービン原動機とする機関車。ピストンを往復させる方式蒸気機関車は、効率が悪く、車輪回転のバランスもとりにくい。これらの点で優れている蒸気タービンを利用した機関車で、タービンの回転を減速して動輪を回転させる機械式と、タービンで発電し、その電気電動機へ送り動輪を回転させる電気式とがある。タービンは高定速で回転方向が一定であるため、機関車のように速度変化が大きく、しかも頻繁な運転に適する機構の設計は、電気式よりも機械式のほうがむずかしい。1920年ころ初めてスウェーデンで試験され、24年と26年にドイツで試作された。両機とも機械式であった。39年にはアメリカで電気式が製作されたが、いずれも第二次世界大戦のため発展せずに終わっている。

[松澤正二]

『篠原正瑛編著『ドイツ蒸気機関車』(1971・誠文堂新光社)』

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