蓮光(読み)れんこう

朝日日本歴史人物事典 「蓮光」の解説

蓮光

生年生没年不詳
平安末期の天台宗の僧。自在房。奥州藤原氏初代藤原清衡発願になる紺紙金銀交書一切経の書写責任者。8年にわたるその功によって,中尊寺落慶供養の大治1(1126)年3月25日,清衡から初代の中尊寺経蔵別当に任じられた。また磐井郡骨寺村(一関市本寺)の開発を主導し,それを私領として,中尊寺経蔵別当領に寄進した。

(大石直正)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「蓮光」の解説

蓮光 れんこう

?-1155? 平安時代後期の僧。
天台宗。陸奥(むつ)平泉(岩手県)の中尊寺建立に参加し,藤原清衡(きよひら)発願の「紺紙金銀字交書一切経」書写の責任者をつとめた。大治(だいじ)元年初代経蔵別当。久寿2年?死去。号は自在房。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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