日本歴史地名大系 「蓮小堀跡」の解説 蓮小堀跡りんぐむいあと 沖縄県:那覇市首里当蔵村蓮小堀跡[現在地名]那覇市首里当蔵町二丁目首里城跡の北東方にあった人工の池。一九五八年(昭和三三年)に埋立てられ、現在は首里公民館の敷地。龍潭(りゆうたん)と同じ一五世紀前半の造営と考えられる。首里古地図には天王(てんのう)寺と道路を挟んだ南側、広徳(こうとく)寺の北側、興禅(こうぜん)寺の東側に青色に彩色された蓮小堀が描かれる。面積は龍潭の三分の二程度で、逆コの字形をしている。北側の道路に沿って護岸らしき石積み、南側には船着場らしい突起状の構造物、東側には天王寺井(てんのうじがー)があり、東側から池中に向けて樹木が繁茂する岬が張出している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by