(読み)ハス

デジタル大辞泉の解説

はす【×蓮】

《「はちす」の音変化》スイレン科の水生の多年草。根茎は節が多く、晩秋に末端部が肥厚し、蓮根(れんこん)といい、食用。葉は円形で長い柄をもち水上に出る。夏、水上に花茎を伸ばし、紅・淡紅・白色などの大きな花を開く。花のあと、花托(かたく)が肥大して逆円錐状になり、ハチの巣のような穴の中に種子ができ、食用。インドの原産で、古く中国から渡来し、池・沼などに栽培される。蓮華(れんげ)。 花=夏 実=秋》「夜の―に婚礼の部屋を開けはなつ/誓子

はち‐す【×蓮】

《果実が蜂巣状をなすところから》ハス別名 夏》「利根川のふるきみなとの―かな/秋桜子
ムクゲの別名。

れん【蓮】[漢字項目]

人名用漢字] [音]レン(呉)(漢) [訓]はす はちす
水草の名。ハス。「蓮華(れんげ)蓮根蓮台紅蓮(ぐれん)白蓮(びゃくれん)
草木の名に用いる。「睡蓮木蓮

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

はす【蓮】

スイレン科の多年生水草。古く中国から渡来し、池や水田で広く栽培される。根茎は泥中をはい、秋には末端が肥厚する。葉は円形で長い葉柄につき、径約50センチメートル。夏、水上につき出た花茎の頂に径約20センチメートルの紅色ないし白色の花をつける。花後、花托が肥大して蜂はちの巣に似た形となり、上面の穴に一個ずつ種子を入れる。根(蓮根れんこん)と種子は食用。ハチス。 [季] 夏。 → 蓮の実

はちす【蓮】

〔花後の花托が蜂の巣に似ることから〕 ハスの別名。 [季] 夏。
〔浄土教で極楽浄土に往生した者は、蓮の花の中に生まれると説くことから〕 特に、極楽浄土の蓮。また、極楽浄土や往生の象徴的表現。 「一たびも南無阿弥陀仏といふ人の-の上にのぼらぬはなし/拾遺 哀傷
ムクゲの別名。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版の解説

蓮 (エモギ)

植物。キク科の多年草,園芸植物,薬用植物。ヨモギの別称

蓮 (ハス)

学名:Nelumbo nucifera
植物。スイレン科の抽水性多年草,園芸植物,薬用植物

蓮 (ハチス)

植物。ムクゲの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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