日本歴史地名大系 「蓮華庵」の解説 蓮華庵れんげあん 岡山県:玉野市田井村蓮華庵[現在地名]玉野市田井四丁目梶原(かじわら)地区駿河(するが)山東麓にあり、八浜(はちはま)の真言宗醍醐派金剛(こんごう)寺のもと末寺、児島霊場第一四番札所。田井には金蔵坊・円福(えんぷく)寺・宮之(みやの)坊などの寺があったが寛文廃寺で廃され、檀家は金剛寺などに移った。しかし享保五年(一七二〇)田井村名主宮田長英は金剛寺一三世舜雄の支援を得て堂宇を建立、翌年、金蔵坊以下の旧三ヵ寺の仏像・仏画などを集めて創建したという。本尊は十一面観世音菩薩で、両脇に小さな阿弥陀如来と弘法大師像が侍する。 蓮華庵れんげあん 青森県:北津軽郡市浦村相打村蓮華庵[現在地名]市浦村相内 相内相内(あいうち)郵便局前の道路を横断し石段を上った丘陵上にある。十三(じゆうさん)の湊迎(そうごう)寺の末庵で、浄土宗。本尊は阿弥陀如来。正徳元年(一七一一)順宗の草創(新撰陸奥国誌)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報