日本歴史地名大系 「市浦村」の解説 市浦村しうらむら 青森県:北津軽郡市浦村面積:一一一・二六平方キロ津軽平野の北端、十三(じゆうさん)湖(潟)の北に続く地域。西は日本海に面し、北は中山(なかやま)山地を境に小泊(こどまり)村と東津軽郡今別(いまべつ)町・三厩(みんまや)村に接する。東は凸凹の原野と十三湖で中里(なかさと)町に接し、南は十三湖と砂丘を境に西津軽郡車力(しやりき)村に続く。太田(おおた)川は西へ流れ、下流で山王坊(さんのうぼう)川・桂(かつら)川と合流して相内(あいうち)川となり十三湖の北側に注ぐ。磯松(いそまつ)川は南西に流れ磯松集落の近くに出て日本海に注ぐ。国有林が村の総面積の約五〇パーセントを超え、十三湖は約二五パーセントを占める。相内集落は酪農と畜産、脇元(わきもと)集落は沿岸漁業、十三集落が蜆貝と観光が主な産業である。バスが津軽鉄道中里駅と太田・相内・磯松・脇元の各集落、五所川原駅と十三集落を結ぶ。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by