蔵匿(読み)ゾウトク

精選版 日本国語大辞典 「蔵匿」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐とくザウ‥【蔵匿】

  1. 〘 名詞 〙 人に見つからないようにかくしておくこと。犯人などをかくまうこと。隠匿。
    1. [初出の実例]「令隠避者、各減罪人罪一等〈略〉蔵匿無日限。過致資給亦同」(出典:律(718)逸文)
    2. 「外より亡命而来者をば蔵匿して姦事をなすぞ」(出典:史記抄(1477)一七)
    3. [その他の文献]〔史記‐灑生伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「蔵匿」の読み・字形・画数・意味

【蔵匿】ぞう(ざう)とく

かくまう。〔漢書、游、原渉伝〕哀・より、郡國處處に豪り。~西河の漕中叔、皆の風り。王居攝、豪を誅(鋤)(ちうじよ)し、名ざして漕中叔を捕へんとするも、得る能はず。~、(強弩将軍孫)するかと疑ふも、~に得ざるなり。

字通「蔵」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む