(読み)クラ

デジタル大辞泉の解説

くら【蔵/倉/庫】

家財・商品などを安全に保管するための建物。倉庫。
歌舞伎などで、予定していた興行をやめにすること。→御蔵(おくら)1
鎌倉・室町時代、質屋のこと。

ぞう〔ザウ〕【蔵】

所有していること。また、その。「好事家のにかかる浮世絵」「国立博物館

ぞう【蔵〔藏〕】[漢字項目]

[音]ゾウ(ザウ)(呉) [訓]くら かくす おさめる
学習漢字]6年
〈ゾウ〉
中にしまっておく。隠して表に現さない。「蔵書蔵匿愛蔵家蔵死蔵収蔵所蔵退蔵貯蔵内蔵秘蔵腹蔵包蔵埋蔵冷蔵
物をしまっておく建物。くら。「土蔵宝蔵
すべてを包括するもの。「経蔵三蔵律蔵
大蔵省のこと。「蔵相
〈くら(ぐら)〉「蔵元穴蔵金蔵米蔵酒蔵
[名のり]おさむ・ただ・とし・まさ・よし
[難読]蔵人(くろうど)蔵王(ざおう)西蔵(チベット)

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精選版 日本国語大辞典の解説

きす・む【蔵】

〘他マ四〙 かくし、しまう。おさめる。
※播磨風土記(715頃)賀茂「『縫へる衣を櫃(ひつ)の底に蔵(きすめ)るが如し』とまをしき」

ぞう ザウ【蔵】

〘名〙 おさめもつこと。また、その物。所有。所蔵。

ぞう‐・する ザウ‥【蔵】

〘他サ変〙 ざう・す 〘他サ変〙
① おさめ持つ。おさめおく。所蔵する。
※史記抄(1477)一一「よいあきうどと云ものは、つよく蔵して人にみせいで、売物もないやうにするぞ」
※俳諧・新花摘(1784)「柚の花や能酒蔵す塀の内」
② 中に含みもつ。
※如是放語(1898)〈内田魯庵〉「毒泉を嫌はざると同じきものあれば廃娼禁酒共に一分の真理を蔵(ザウ)す」
※東京の三十年(1917)〈田山花袋〉龍土会「胸に万斛(ばんこく)の情熱を蔵しながら」

ぞう‐・す ザウ‥【蔵】

〘他サ変〙 ⇒ぞうする(蔵)

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世界大百科事典内のの言及

【チベット自治区】より

…中華人民共和国南西部にある自治区。中国では西蔵自治区と表記される。略称は蔵。…

※「蔵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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