蕗の台(読み)フキノダイ

デジタル大辞泉 「蕗の台」の意味・読み・例文・類語

ふき‐の‐だい【×蕗の台/富貴の台】

婚礼のときに用いる嫁の肴台さかなだい三方さんぼうの上に作り物ふきを立て、その下に酒肴を盛ったもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蕗の台」の意味・読み・例文・類語

ふき‐の‐だい【蕗台・富貴台】

  1. 〘 名詞 〙 婚礼で、三三九度の杯の時に用いる嫁の肴台(さかなだい)三方の上に、作り物の蕗を立て、その下に昆布・鯣(するめ)などを盛る。
    1. [初出の実例]「宗丹、蕗の台を持ち」(出典:歌舞伎・阿国御前化粧鏡(1809)三立)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android