蕭颯(読み)ショウサツ

デジタル大辞泉 「蕭颯」の意味・読み・例文・類語

しょう‐さつ〔セウ‐〕【××颯】

[形動タリ]ものさびしく秋風が吹くさま。
宸襟しんきんを―たる寂寞の中に悩まさる」〈太平記一八

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精選版 日本国語大辞典 「蕭颯」の意味・読み・例文・類語

しょう‐さつセウ‥【蕭颯】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 秋風がものさびしく吹くさま。
    1. [初出の実例]「蕭颯たる涼風と悴鬢と、誰か計会して一時に秋ならしむる〈白居易〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)上)
    2. 「花山院の故宮に押籠(おしこめ)られさせ給ひ宸襟(しんきん)を蕭颯(ショウサツ)たる寂寞の中に悩さる」(出典:太平記(14C後)一八)

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