デジタル大辞泉 「寂寞」の意味・読み・例文・類語
せき‐ばく【寂×寞】
1 ひっそりとして寂しいさま。じゃくまく。
「人居を遠く離れた―たる別世界にも」〈柳田・山の人生〉
2 心が満たされずにもの寂しいさま。じゃくまく。
「斯ういう―たる
[類語]
じゃく‐まく【寂×寞】

「何となく斯う―な瞑想に耽って居るようで」〈藤村・破戒〉

「路上の小砂利が―とした光の中に」〈二葉亭訳・片恋〉
[類語]物寂しい・さびしい・さみしい・
…19世紀末および20世紀初めのマドリード,パリでボヘミアン的生活を送り,〈98年世代〉〈モデルニスモ〉の作家,知識人に接する。処女詩集《寂寞(せきばく)》(1903)とその改訂増補版《寂寞,回廊,その他の詩》(1907)には,モデルニスモ的なイメージもみられるが,基調はじみでかげりを帯び,形式や感覚を重視するR.ダリオらとは異なる内観的態度がすでに現れている。通底するテーマは〈時間〉〈記憶〉で,彼のすべての作品に響く〈時計の音〉は容赦なく流れゆく時間の暗喩であり,その音から逃れうる唯一の手段は〈夢みること〉である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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