デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「薄雪姫」の解説 薄雪姫 うすゆきひめ 仮名草子「薄雪物語」の主人公。清水(きよみず)寺参詣のおり,園部の衛門にみそめられ,人妻の身でしのびあう仲となるが,やがて病死。衛門は悲嘆のあまり出家する。「薄雪物語」は慶長のころに書かれたとされ,中世の恋物語を題材に往復書簡で構成されている。浄瑠璃(じょうるり),歌舞伎の題材にもなった。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例