薩藩旧伝集(読み)さつぱんくでんしゆう

日本歴史地名大系 「薩藩旧伝集」の解説

薩藩旧伝集
さつぱんくでんしゆう

略称 旧伝集 一二巻五冊

写本 東京大学史料編纂所・鹿児島県立図書館

解説 島津忠良から光久までの領主武勇慈愛賞罰・主従関係にかかわる事実・逸話などを中心に法令・制度・風俗家臣略伝などを含む。写本が善本ではなく文字や意味が不明の部分もあるが、二才咄の実態を唯一示すとして利用される「横山長右衛門日記書抜」のようにすでに原本が失われた史料も含む。

活字本 新薩藩叢書

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android