デジタル大辞泉 「薪尽く」の意味・読み・例文・類語 薪たきぎ尽つ・く 1 《「法華経」序品の「仏この夜滅度し給ふこと、薪尽きて火の滅するがごとし」の句から》釈迦しゃかが入滅する。「二月の中の五日は、鶴の林に―・きにし日なれば」〈増鏡・序〉2 命が尽きる。死ぬ。「惜しからぬこの身ながらもかぎりとて―・きなむことの悲しさ」〈源・御法〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「薪尽く」の意味・読み・例文・類語 たきぎ【薪】 尽(つ)く ( たきぎが燃えてなくなる意から )① 仏語。釈迦の入滅をいう。[初出の実例]「釈迦如来〈略〉二月十五日に跋提の河のほとり沙羅の林にして薪つき火きえ玉ひにき」(出典:観智院本三宝絵(984)下)[その他の文献]〔法華経‐序品〕② 転じて、人の死ぬことをいう。寿命が尽きる。[初出の実例]「僧夏四十。結二法印一而摂念。示二人間一以二薪尽一矣」(出典:性霊集‐二(835頃)大唐青龍寺故三朝国師碑) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例