薬の司(読み)くすりのつかさ

精選版 日本国語大辞典 「薬の司」の意味・読み・例文・類語

くすり【薬】 の 司(つかさ・し)

  1. 律令制で、後宮十二司の一つ。天皇に薬を供奉することをつかさどる。尚薬一人、典薬二人。〔令義解(718)〕
  2. 律令制で、医薬のことをつかさどる官司宮内省に属し、頭(かみ)以下職員ならびに医師針師、按摩師、呪禁師薬園師、また各科博士生徒が所属していた。典薬寮(てんやくりょう)。〔二十巻本和名抄(934頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android