家庭医学館 「薬剤による脱毛症」の解説 やくざいによるだつもうしょう【薬剤による脱毛症】 ふつう、原因となる薬剤を使用して約10日でびまん性(全身)に脱毛がおこるものをいいます(毛髪と体毛の病気(「円形脱毛症」))。 この脱毛は、薬剤を中止すると止まり、もとどおりになります。 薬剤による脱毛症は、抗腫瘍剤(こうしゅようざい)(硫酸ビンクリスチンなど)、抗血液凝固薬(ヘパリンなど)、抗甲状腺薬(こうこうじょうせんやく)(チオウラシルなど)、ビタミンAの過剰使用などによりおこります。 これらの薬剤の成分によって、毛母細胞の分裂が急激に抑制されるためです。 出典 小学館家庭医学館について 情報 Sponserd by