薬師算(読み)ヤクシザン

デジタル大辞泉 「薬師算」の意味・読み・例文・類語

やくし‐ざん【薬師算】

碁石を並べる遊びの一。何個かの碁石を中空正方形に並べ、次に1辺のみ残し他を崩し、その崩した石を残した1辺に添え並ばせると何個か端数がでる。その端数から石の総数を言い当てる遊戯。当て方に12という数が使われるので、薬師如来十二神将にちなんだもの。

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精選版 日本国語大辞典 「薬師算」の意味・読み・例文・類語

やくし‐ざん【薬師算】

  1. 〘 名詞 〙 碁石を用いてする遊び。相手方に何個かの碁石を中空の方形正三角形などの形に並べさせ、次に一辺のみ残して他辺を崩し、その崩した石を残した石に添えて並べさせ、その端数をたずねて総数を言い当てる。〔塵劫記(1627)〕

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