薬日(読み)クスリビ

デジタル大辞泉 「薬日」の意味・読み・例文・類語

くすり‐び【薬日】

陰暦5月5日のこと。この日に薬玉くすだまを掛けたからとも、薬狩りをしたからともいう。薬の日。 夏》
「ほととぎす鳴けども知らずあやめ草こぞ―のしるしなりける」〈貫之集

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精選版 日本国語大辞典 「薬日」の意味・読み・例文・類語

くすり‐び【薬日】

  1. 〘 名詞 〙 陰暦五月五日の呼び名。この日、屋内薬玉(くすだま)をかけたことによるとも、また一説に、薬猟(くすりがり)行事が行なわれたことによるともいう。くすりのひ。
    1. [初出の実例]「郭公鳴くとも知らずあやめ草こぞくすりひのしるしなりける〈紀貫之〉」(出典:古今和歌六帖(976‐987頃)一)

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