薬疹と薬物アレルギー

病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「薬疹と薬物アレルギー」の解説

薬疹やくしんと薬物アレルギー

 薬が原因で生じる発疹ほっしん薬疹やくしんといい、中毒によって生じる場合と薬物アレルギーによって生じる場合があります。多くは鎮痛剤抗生物質化学療法剤でおこります。


 薬物アレルギーはⅠ型からⅣ型までの種類がありますが、多いのはⅠ型(アナフィラキシー型)で、じんましん、気管支喘息ぜんそく鼻炎、ショックなどをおこします。


 最初の使用時には異常がなくても、二度目以降の使用で発生することがあります。これは、最初の使用時に感作かんさされて患者の体内に抗体が生まれ、次の使用時に抗原抗体反応がおこったもので、多くは血液を介したアレルギー反応です。自分や血縁者にアレルギー体質がある人は、医師に伝えてください。

出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報

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