食の医学館 「薬茶に要注目」の解説
やくちゃにようちゅうもく【薬茶に要注目】
こうした薬茶の多くは、古くから限られた地域で、健康によい飲みものとして愛好されてきたものです。しかし、最近の健康ブームとともに、その効用が紹介されたことで、一般にも、高い人気を集めるようになりました。
家庭で薬茶を楽しむ場合、昔は自分で山野草を採集。乾燥して使用するのがふつうでした。しかし、現在では使いやすい市販品が数多く出回っているので、それを利用するのが現実的です。
作り方は急須(きゅうす)や茶こしに材料となる茶葉を入れ、適量の熱湯を注ぐのが一般的。薬茶は薬ではないので、飲み方や飲む量にとくに制限はありませんが、1日に3~5杯程度が適当でしょう。
また、即効性は望まず、毎日気長に飲み続けることもたいせつです。ただし、医師から食事の制限を受けている場合は、薬茶の飲用についても相談を忘れずに。
購入した薬茶を保存する場合、湿気を防ぐために密閉容器を使い、冷蔵庫に入れておくようにします。