藤井重夫(読み)フジイシゲオ

デジタル大辞泉 「藤井重夫」の意味・読み・例文・類語

ふじい‐しげお〔ふぢゐしげを〕【藤井重夫】

[1916~1979]小説家兵庫の生まれ。新聞社特派員などを経て執筆活動に入る。「」で直木賞受賞。他に「佳人」「家紋の果」「風紋」など。

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20世紀日本人名事典 「藤井重夫」の解説

藤井 重夫
フジイ シゲオ

昭和期の小説家



生年
大正5(1916)年2月10日

没年
昭和54(1979)年1月17日

出生地
兵庫県豊岡市

学歴〔年〕
豊岡商卒

主な受賞名〔年〕
直木賞(第53回)〔昭和40年〕「虹」

経歴
20歳で上京し、翌年応召して中国各地を4年間転戦する。昭和16年朝日新聞社に入社し、同社南方特派員として2年間戦地生活をする。34年朝日新聞社を退社、以後作家生活に専念し、26年「佳人」が芥川賞候補作品となり、40年「虹」で直木賞を受賞。他の著書に「家紋の果」「風紋」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤井重夫」の解説

藤井重夫 ふじい-しげお

1916-1979 昭和時代後期の小説家。
大正5年2月10日生まれ。大阪朝日新聞記者をへて文筆生活にはいる。昭和40年敗戦直後の大阪の町に生きる戦災孤児たちをあたたかい筆致でえがいた「虹」で直木賞をうけた。昭和54年1月17日死去。62歳。兵庫県出身。豊岡商業卒。作品はほかに「佳人」「風紋」など。

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